10月会報 「葛城古道」 阪野輝男 (講評有)

【貝本講師ひとこと】

葛城古道の一言主神社の彼岸花ですが今年は例年に比べ花が少なかったように思います。その中にあって一番花の多い所を見つけて撮られています。赤い花に青い空やはりこれがいいですね。雲の感じもいいと思います。赤色が飽和にならず上手く解像で来ていて人物も1人入っていますので雰囲気は出ています。2、3人のグループを入れたらさらに良かったと思います。

10月会報 「探検」 福地定義 (講評有)

【貝本講師ひとこと】

トンネルの中を二人の男性が歩く姿を写真にされてこんなに暗い中でしっかりとピントを合わされています。左側の男性は色的にも地味でですのでここは赤いベストを着た人とその映り込みで十分絵になると思います。従って縦構図にして不要な部分、脇役として十分でない所はカットしてもいいと思います。主役を明確にした方が引き立ちます。もう1点、「探検」というタイトルからイメージを活かすならもう少し暗めに調整しても効果あると思います。

元データ

10月会報 「感動」 日岡弓枝 (講評有)

【貝本講師ひとこと】

夕日を楽しむ若いカップル、近すぎず離れすぎずいい距離で会話が弾んでいる様子が伺えます。特に眼鏡をはずして指さしているポーズも効果的です。夕日が白飛びすることも無くいい色合いで表現できました。写真の二人もそして撮影者も感動している様子が伝わってきます。シルエットは物語になりますね。特にレタッチする所は有りません。このままでいいと思います。

10月会報 「お彼岸です」 安田久代 (講評有)

【貝本講師ひとこと】

彼岸花を前面に大きく大胆に配置し背景に朱雀門を入れてうまくバランスを取りました。左下の花と右上の門とのバランスが釣り合っていい感じです。花の色も白飛びすることも無く近づいて撮られたことが成功しています。このままで十分です。 

10月会報 「どうしたの? 」 西山しのぶ (講評有)

【貝本講師ひとこと】

眠そうな鹿を眺めて何かお喋りしているお嬢ちゃん、可愛いですね。柵に足をかけて上からのぞき込むポーズがたまりません。配置も構図もいいと思います。声をかけられても起きない鹿の姿も自然でいいと思います。願わくばお嬢ちゃんの顔がたとえ半分でも見えていたらなお良かったでしょう。
そうすることでタイトルに相応しい作品になったでしょう。

10月会報 「頑張れ‼」 里見慶彦 (講評有)

【貝本講師ひとこと】

競馬場の障害レースとのことです。いきなり芝の所から飛び出してくるところを見てちょっと驚きました。被写体として競輪・競馬・競艇なども撮り方や表現の仕方で面白い作品になると思います。この写真を見て私がいいなと感じたのは馬の毛並み特に黒光りしているところです。どちらの馬も光っていますがこれをどちらかを主役にして大きくしっかり表現されたら素晴らしい1枚が出来たことでしょう。

10月会報 「快晴」 大岡富雄 (講評有)

【貝本講師ひとこと】

気持ちのいい雲と空そして山々、色付き始めた稲穂がとてもいいです。また田んぼに水を引く水路そして雲の流れも遠近感が出て効果的です。地元ならではの光景でしょうか。秋に向かうこの季節は色んな空が見れます。気に入った空が有ったら迷わずに撮っておきましょう。

10月会報 「いい予感」 講師 貝本講師 (講師写真)

【貝本講師ひとこと】

鳥見山展望台から東を望むと朝霧が山を覆い素晴らしい光景が見えてきました。快晴の日は特にこの現象が出てロマンチックなシーンを見ることが出来ます。これは4年前の12月2日10:51に撮影した作品です。朝雲海を見に出かけみんなが帰った後も長居しているとこんな光景にも出会えました。少し山肌の色も見えて良かったと思います。慌てて現場を離れないことがいい光景に出会えるチャンスにもなります。

10月会報 「この広い野原一杯」 講師 貝本講師 (講師写真)

【貝本講師ひとこと】  

藤原京へコスモスの咲き具合を見に出かけましたがまだ早く咲いているのはほんの少し。でもこれが幸い、1本のコスモスが主張しているように撮ってみました。
  幸運にも大岡さんの作品にもあったように空の雲のリズムが丁度良くそれをたっぷり表現できるように広角側にして花に近づいてやや下から斜め上に向け撮影、右側全体を広くすることで開放感が出てきました。