5月会報「茅葺の里」 西山しのぶ (講評有)

【貝本講師講評】

 赤いポストは美山の象徴です。ただし前面道路の部分が多いのとポスト左の白い家が雰囲気に合いません。山の上のもやもたくさん入れたいところですが山間部に入っていますのでそれで十分かなと思います。それを整理すればいい写真になりました。赤いポストと桜の対比が西山さんが狙われた光景ではないでしょうか。

元の写真

5月会報 「花びら」 安田久代 (講評有)

 花びらが散って緑の草の上に落ちた所を前ボケ後ろボケを効果的に使って上手く撮られています。低い位置から撮られたことが功を奏しています。主役の花びらが真ん中から左側を向いています。左側に少しの余裕を持たせればとても見やすく安定します。「主役の向いている方向を少し広く撮る」構図の上で重要なテーマになるでしょう。露出は適正です。

元の写真

5月会報 「ゆきやなぎ」 阪野輝男 (講評有)

【貝本講師講評】

ユキヤナギと桜が同時に咲くところを青空を入れて上手く撮られています。右側の桜の量が多いためユキヤナギが貧弱に見えてしまします。今年ならではの同時に咲く風景を生かすため桜の量を減らしまた黒い幹部分をカットして主役を強調すればいい作品に変わります。

元の写真

5月会報 「ハマシギ」 吉川由美 (講評有)

【貝本講師講評】

 群れで飛び立つハマシギですが背景に水面のキラキラを丸ボケにして表現されてナイスショットです。下の土の部分をわずかですが少なくして全体を鳥で埋めてみました。画像が正方形ですが右側にもう少し余裕があればなお良かったでしょう。光のとらえ方はいいですよ。

元の写真

5月会報 「おひさまのいたずら」 日岡弓枝 (講評有) 

【貝本講師講評】

土壁に映る影を上手く表現されています。左側の桜がややごちゃごちゃした感じに見えますのでこの部分をカットしてやれば開放的で写真に広さが出てきます。ここに犬か猫、、お子さんでも通れば静と動が表現出来て1つ上のランクに入ります。この写真をひとまず撮っておいてそのチャンスを待つのも作品作りには重要なテーマです。

元の写真

5月会報「話に花が咲く」 講師 貝本泰男 (講師写真)

【貝本講師ひとこと】

コムクドリが田園で何かしらおしゃべりをしています。楽しそうな雰囲気を近寄るタイミングを待って表現してみました。小鳥だけを大きく写すこともいいのですが環境をたっぷり入れて背景をすっきりさせれば見やすい写真になます。

5月会報「ストリート」 久保元 (講評有)

【貝本講師講評】

アートな街並みを舞台にややスローなシャッタースピードで動きを上手く表現されました。このままでも良いと思いますがお母さん?の写りを少なめにしてスーッと視線が子どもさんに向くようにされたらなおいいと思います。子どもがなぜ走っているのか少しを見せて想像させることで写真に物語を付けることが出来ます。

元の写真